朱雀の章 （感想・北方水滸伝）

水滸伝17巻を読了。

なんだか、「時代の移り変わり」を感じる章でした。
時代というか、世代か。

○楊令大人になったね
元から私より大人なわけなんだけど(そもそも楊志・林冲・秦明・王進に育てられていい男にならないわけがないし、魯達に学んで成長しないわけがない)。
でも、まるで彼の母親のような衝撃をうけなかったといえば嘘になる。
それにしても楊令の17巻時点での外見と声のイメージがわからない。
イメージだと175くらいになっていて、声はパクロミさんが宮田さんになりましたみたいな感じなのだけど(2人の間で変化はあるのか)。

○阿骨打の男前
新たに話に風と命を吹き込むように現れた阿骨打さん。熱いです。早く彼活躍しないかな～。でも早く活躍するとそれだけ…なので微妙な気もしなくもない。なんとなくイメージが解宝とかぶる。それは若い頭領だからだろうか。
そういえば彼は弁髪(ラーメンマン)してるのかしら？

○公孫勝と林冲
やっぱ、すごい仲良しじゃん君ら。
表面上いがみ合ってるのに命かかったとこで神がかってるくらい息ぴったりな君らが大好きだ。
しかし、そういう場面でいつも林冲が黒馬の王子様なのは私の目の錯覚ですか？

○前半の扱いがウソのような燕青
最初盧俊義殿の影なイメージ、袁明にとっての洪清みたいな位置付けだったのによくまあ出世したものだ。
彼がそれを望んでいるのかはわからないけれど。

彼は父親の守ってきたものを守ろうと思っている気がする。
それが彼なりの正義ならばそれでよいのだけど。


皆、志と前より言わなくなった。
それは、もうそんな段階というか余裕がないと思っているからだろうけど、なんだか「大丈夫かな」という気にもなってくる。
さてあと2巻か。
読むのさみしいから読みたくないけどでも読むぞ！